自己啓発

吉田松陰が語る読書の意味


私は致知という月刊誌を愛読しています。

その致知の中で吉田松陰が読書をする意味を教えてくれます。

吉田松陰と言えば、ご存知の通り、幕末に活躍した志士です。松下村塾で講師を務め、高杉晋作、伊藤博文などを育てました。

私も結構好きで何冊か吉田松陰本を読んでいます。

吉田松陰が読書する意味を教えてくれるのは、松陰が従弟の玉木彦介の元服祝いで、武士としての心構えを説いた「志規七則」です。

志規七則にこんな言葉があります。

人古今に通ぜず、聖賢を師とせずんば、則ち鄙夫(ひふ)のみ
読書尚友は君子の事なり

これは
人が歴史に通じないで過去の聖賢を師としなければ、つまらない人間になってしまう、読書を通じて過去の聖賢を師とするのが君子のなすべきことである、
という意味です。

つまり、読書を通じて、偉人を先生として、人間的に成長せよ、ということです。

ビジネス書を読んで経営ノウハウやコーチングなどのスキルを身につけるのも必要なことですが、

それだけではなく、本を通して偉人の教えを学び、人間的に成長させていくことも大事なことです。

誰に学ぶか、どの本を読むかは、人によって違ってきます。ですので、あなたなりの感じる人を見つけて、その人の本を読んでみてください。

こういう時はアマゾンではなく本屋に行くのをお薦めします。

実際に手に取って中身を見て、何か感じるものがあったら、あなたが必要としている本に違いありません。

立ち読みで済ませるのではなく、買って持ち帰って、何度も読み直して、人間的成長につなげてください。

近道はありませんので地道に続けることをお薦めします。