もしあなたが、面白いことがない、何となく楽しくない、と思っているなら、この本はとても参考になるでしょう。
著者のホリエモンこと堀江貴文さん、ライブドアの頃はあまり好きではなかったのですが、その後、堀江氏の著書を読んでみたところ、結構共感できるところもあって、意外とそうでもないかな、と思い直しています。
で、最近読んだ本が冒頭の画像の本です。「あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる」というタイトルは過激で目を引きます。
タイトルだけ見ると、お金の話か、とも思えますが、中身を読んでみると、その通りでした(笑)
と言うのは半分冗談で半分本当です。
かと言って、浪費を薦めている訳でもありません。
この本で堀江氏が言いたかったことは、お金を貯めこんでやりたいことを我慢してていいのか、お金を貯めるだけじゃなくて面白いと思うことがあったらお金おかけてドンドンやろうよ、ということだと私は解釈しました。
面白いことをやるためにお金を稼いでいるんじゃないのか、と言い換えてもいいでしょう。
お金を貯めるために、面白そうなこと、興味を持ったことにお金を使うの我慢して、それで楽しいのか!?という、強烈なメッセージを発してくれています。
面白いことがない人は多いが、それは感度が低いからだと堀江氏は喝破します。そして、こんなことを言っています。
「とにかく何でも、やってみることだ!
片っ端からやっていれば、必ず何かひとつかふたつは、思いがけない成功体験を引き寄せる。やること自体が、楽しくなってくる。
意欲の循環に入ろう。そうすれば自然に感度は磨かれ、ワクワクできることが、必ず現れる。(堀江貴文著「あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる」マガジンハウス)」
面白いことがない、何となく楽しくない、と思う人は面白いことや楽しいことのアンテナがそもそも立っていないのです。だから、面白いことにも楽しいことにも気付けなくなっているのです。
だから、まずはアンテナを立てればいいのです。
そのためには、何でもいいから、面白いと思うことや楽しそうなことをやってみることです。
私自身、身につまされました。お金がないことへの不安からか貯金をしがちでしたし、人目を気に過ぎて何より面白そうなことや楽しそうなことをやってきませんでした。
何となく、生きてて楽しくないな、と感じていました。で、実はこの本に出会う前に気付いたんです。面白いと思うことや楽しそうなことをやってきていないと。だから、生きてて楽しくなかったんだと。
堀江氏のようにお金は使いませんでしたが、面白いと思うことや楽しそうなことをやるようにしたのです。そうしたら、案の定、楽しいと思えるようになったのです。
もちろん、浪費を奨励している訳ではありませんよ。
まずは使ってもいいと思える範囲でいいので、やってみたらいいんじゃないですか?小さくてもいいので、まずはアンテナを立ててみる。
思ったほど楽しくなかったとしても、諦めずに次を見つけていく。それでもダメならさらに次を見つけていく。これを繰り返しましょう。
何でもいいので、面白そうなこと、楽しそうなことをやってみることをお薦めします。
P.S.寄しくも彼は私と同い年。ビジネスにおいては雲泥の差を開けられています。。。